自己破産したらクレジットカードが使えない?対処方法はあるのか。

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借金で生活が苦しくなったときの解決方法の1つ、それが自己破産です。

しかし、自己破産することをためらっている人もいます。
その理由の1つに、「自己破産をするとクレジットカードを使えなくなるのでは?」というものがあります。

現代生活において、クレジットカードを使えなくなるというのは、非常に不便なことです。

また、「自己破産はしたいけど、なんとかカードを使える方法はないのか?」と考えている人もいるでしょう。

ここでは、自己破産に関するクレジットカードの悩みについて解説し、解決策を紹介していきます。
クレジットカードのことが不安で自己破産に踏み切れないという人は、本記事を参考にしてください。

1.自己破産とクレジットカードの関係

まずは自己破産とクレカに関する事柄を説明していきます。

1-1.自己破産をしてもクレカは使えるの?

結論から言えば、自己破産後は既に持っているクレカを使えなくなります。

自己破産をものすごく簡単に言うと、「借金を帳消しにする制度」です。
債務者側には大きなメリットがありますが、債権者側からすれば大損をする制度でもあります。

債権者としては、自己破産する人と契約を継続する利益がないので、自己破産の際にクレカを解約してしまいます。

【ETCカードは使えるの?】
ETCカードは、高速道路料金をクレカで支払う仕組みです。よって、クレカの解約とともにETCカードも使えなくなってしまいます。
こういった場合は、「ETCパーソナルカード」に切り替えることをおすすめします。ETCパーソナルカードは銀行口座から高速道路料金を引き落とす仕組みなので、クレカがなくても問題ありません。
しかし、ETCパーソナルカードの利用には年会費1,257円がかかりますし、別途保証金を預けておく必要があります。
参考:任意整理後にETCが使える方法ってある?

1-2.新しくクレカは作れるの?

「既存のクレカが使えないなら新しいクレカを作ればいい」こう考える人もいるでしょう。
しか、し自己破産をすると、新しいクレカも作れなくなります

自己破産をした場合、債権者がその情報を「信用情報機関」という組織に登録します。
信用情報機関とは、銀行・信販会社・クレジットカード会社など、他人にお金を貸す会社が加盟している団体です。

各会社は融資のときやクレカの申込みを受けたときなどに、審査のために信用情報機関へ情報の照会を行います。
信用情報機関に自己破産の情報があった場合、各会社は「この人は返済能力に問題がある」と考えて、申込みを断るのです。

この「信用情報機関に自己破産などの情報があるせいで審査に落ちる」状態のことを、俗に「ブラックリストに載っている」と表現します。
ブラックリストに載っている間はお金を借りることができませんし、クレカの審査にも落ちてしまいます。

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1-3.ブラックリストに載っている場合はどうすればいい?

ブラックリストから情報を抹消してもらえれば、再びクレカを作れるようになります。

しかし、抹消して貰う方法は基本的に存在し得ません。
自己破産をした場合、5~10年程度はブラックリストに載ったままになります。

もし任意整理をした場合、ブラックリスト掲載期間が短くて済むこともあるので、少しでも返済能力がある人は弁護士と相談して任意整理を検討してみることも大切です。

2.ブラックリストの情報が抹消されてからの対応

では、自己破産から5~10年経ってブラックリストから外れたとします。

このとき、すぐに望みのクレカを作れるかというと、そこまで甘くはありません。
なぜなら「クレジットヒストリー」というものが関係しているからです。

2-1.クレジットヒストリー(クレヒス)とは?

クレヒスとは、その名の通り「クレジットを使った履歴」のことです。

信用情報機関に登録される情報は、自己破産や債務整理に関わるものだけではありません。借り入れや返済、延滞などの情報も登録されています。これらの情報も自己破産と同様に、一定期間経過すると抹消されます。

つまりブラックリスト解除後のクレヒスは「まっさら」な状態ということです。

現代生活において、クレカを使ったことがない社会人は極めて少ないでしょう。そのためクレヒスが「まっさら」な状態の場合、クレカを作りたい申込みをしても、カード会社は「この人は過去に自己破産などをしてブラックリストから外れたばかりだから、クレヒスがまっさらなのではないか?」と疑って、申込みを断ってしまいます。

反対に、ある程度のクレヒスがあれば、カード会社は「この人は定期的にクレカを使っているし、期日通り返済している履歴もあるから大丈夫だろう」と考えて審査にOKを出しやすくます。
早い話が、良いクレヒスがあれば、クレジットカードを作りやすくなるのです。

2-2.クレヒスの内容を知る方法

クレヒスの内容を知るには、信用情報機関に「開示請求」または「本人開示」というものを行う必要があります。
信用情報機関は3つあるため、最大で3ヶ所に開示請求しなければなりません。

それぞれ加盟者のタイプが違うので、心当たりがあるところに開示請求してください。
わからない場合はCICの情報量が多いので、CICJICC全国銀行個人信用情報センターの順番で行ってもいいでしょう。

開示請求の方法は各機関毎に違うので、それぞれの公式サイトでご確認ください。

5~10年経ってブラックリストから抹消されているはずなのに審査に落ちたような場合は、開示請求をして確かめてください。
そして、万が一間違った情報が登録されている場合は、訂正を求めることが可能なので、各機関に再度問い合わせを行ってください。

2-3.良いクレヒスを作るには?

では、どのようにしてクレヒスを作ればいいのでしょうか?

まず最初は、審査のゆるいクレカを作るべきでしょう。
セディナカード」や「エポスカード」といった流通系カードは、審査がゆるいとされています。

また、公共料金スマホの支払いを分割払いにして、毎月確実に支払うこともお勧めです。
このとき大切なことは、絶対に延滞や滞納をしないということです。延滞や滞納をすると、負のクレヒスができてしまいます。
期日通りにしっかりを支払いを行うことで、優良なクレヒスができあがります。

この状態であれば、審査が厳しそうな大手のカードに申込んでも、問題なくパスする可能性がアップします。

2-4.社内ブラックに注意

なお、たとえ優良なクレヒスがあっても、審査に落ちることはあります。
特に、自己破産のときに使っていたクレジットカード会社に申し込んだ場合は、かなりの確率で審査に落ちてしまいます。

これは、信用情報機関とは別に、そのカード会社の社内に過去の顧客の情報が保管されているからです。
過去の自己破産の情報がそこに登録されている場合は、審査に落ちてしまいます。

自己破産後にクレカを作るときは、それまで使ったことのないカード会社に申し込むといいでしょう。

3.ブラックリスト中でも使えるカードはある?

問題はブラックリストに載っている5~10年をどう乗り切るかです。
ここでは、ブラックリストに載っていても使えるカードを2つご紹介します。

3-1.デビットカード

デビットカードとは、利用したら利用額が即座に銀行口座から引き落とされるカードです。クレカと違って口座残高以上の支払いはできません。

デビットカードには基本的に審査がないので、ブラックリストに載っていても持つことができます(審査があるものもあります)。
口座残高さえあればクレカのような感覚で使えることが多いので、ブラックリストに載っている人の第一の選択肢になりえます。

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3-2.家族カード

家族カードとは、家族の誰かが名義人となってカード会社と契約するカードです。
名義人はもちろん、名義人の家族も使えるのがこの家族カードの特徴です。

審査はありますが、名義人のみが審査対象となるので、名義人さえ審査に通ればその家族もクレカを利用して構いません。

4.まとめ

自己破産をするとクレジットカードを使えなくなるほか、しばらくは住宅ローンなどの申込みができなくなりますし、各種ローンの保証人にもなれなくなります。
また、それほど長い期間ではありませんが、一定期間特定の職業に就けなくなるなどのデメリットも生じます。

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しかし、自己破産をすれば借金をゼロにできるため、返済に追われていた生活が一気に改善され、人生を立て直すことが可能です。
借金で困っている方は弁護士に相談して、自己破産その他の債務整理を行うことを強くおすすめします。

弁護士は個々のケースに合わせた最適の解決方法を考えてくれるので、一刻も早く借金から解放されるためにも、ぜひ弁護士に相談してください。

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弁護士法人 卯月法律事務所
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