任意整理の月々の返済額はどうやって決まる?

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任意整理をすれば借金の将来利息や遅延損害金などがカットされるので返済の総額は安くなります。しかし気になるのが毎月の支払いです。せっかく任意整理をしても月々の返済額が多ければ生活が楽になりません。

任意整理のときは一体どのようにして毎月の返済額が決められるのでしょうか?

この記事では任意整理のときの毎月の返済額の決め方について説明していきます。任意整理後の毎月の返済額に不安を感じている方はぜひご一読ください。

1.借金の総額を求める

任意整理の際には、まず借金の総額を明らかにする必要があります。これを明らかにするには、各債権者から取引履歴(債権者がいくらお金を貸して、債務者がいくらお金を返したかの履歴)を取り寄せて、利息制限法に基づく「引き直し計算」という複雑な計算をしなければなりません。

弁護士に依頼すれば各債権者から取引履歴を取り寄せてくれますし、引き直し計算も行ってくれるので、債務者本人が何かを行う必要はありません。

引き直し計算の際には、テレビCMなどでお馴染みの過払い金の計算も行われます。特に平成18年以前からの借金がある場合は過払い金が発生している可能性があります。もし過払い金がある場合、依頼した弁護士が過払い金の請求を行って借金と相殺するなどの処理をしてくれます。

これらの結果導き出された借金総額を元にして、次のステップに進みます。

2.毎月返済できる額を弁護士と協議する

返済しなければならない借金の総額がわかったら、月々の返済額を決めるステージに進みます。実はここで任意整理可能かどうかがある程度判明します。

任意整理は通常3年から5年かけて返済を行います。支払回数に直せば36回から60回払いです。例えば「毎月1万円なら返せます」という人の場合、5年払い(60回払い)したときの返済額は60万円となるので、借金総額が60万円以下でないと任意整理の交渉がまとまりません。

任意整理は交渉によって進むので、例えば極端ですが「60万円の借金を毎月1円ずつ60万ヶ月かけて返します」という条件だと債権者が応じてくれず、交渉がまとまらないのです。このため「3年から5年払いで現実的に返済できるかどうか」が大切になってきます。

仮に毎月2万円支払える人であれば、3年で72万円、5年で120万円支払えることになるので、この人が任意整理できる借金の額は120万円までと考えられます。「現実的に毎月支払える額の60倍までが任意整理できる借金の額の相場」だと考えておきましょう。

月々の支払額 36回(3年間)の返済額 60回(5年間)の返済額
1万円 36万円 60万円
2万円 72万円 120万円

 

2-1.毎月の返済額を弁護士と協議するときの注意点

弁護士と毎月の返済額を協議するときは、必ず自分の収入や生活スタイルをよく考えて「現実的に無理なく毎月支払える額」を提示してください。「無理すれば毎月5万円返せます」という申告は意味がありません。将来的に無理がたたって借金が返せなくなった場合、再度任意整理をしようとしても債権者が応じてくれない可能性があります。

あまりに収入と不釣り合いな返済額を設定した場合、債権者が任意整理に応じないかもしれませんし、弁護士が「その条件と将来的に生活に無理がかかって支払不能になりそうだから止めておいたほうがいい」などと止めるかもしれません。

3.債権者と交渉して和解へ

毎月の返済額が確定できたら、弁護士が「それぞれの債権者に毎月いくら返済するか」を計算してくれます。その後、弁護士から各債権者に向けて毎月の返済額が提示され、債権者が検討を行います。もし債権者から異議がある場合、債務者本人ではなく弁護士に対して回答があります。弁護士はその結果を依頼人である債務者に伝え、再度債権者に提示する条件を考えます。

もし債権者から和解に応じるという返事があれば、弁護士が和解契約書を作成します。その後は和解の内容に従って毎月の返済が始まりますので、くれぐれも返済が滞らないようにしてください。

4.もし借金の総額が任意整理できる額を超えていたら

既に述べたように、任意整理可能な借金の額は毎月返済できる額の60倍までです。もし借金の総額が毎月返済できる額の60倍を超えている場合は、任意整理以外の債務整理である自己破産や個人再生などを検討してください。

弁護士に相談すれば、引き直し計算や毎月の返済額の協議の時点で「この借金総額だと任意整理は無理だから自己破産の方が現実的です」などと薦めてくるかもしれません。弁護士の提案に従わず無理に任意整理を強行しても債権者が応じない可能性が高いですし、最悪弁護士から依頼を断られてしまうこともあります。

まとめ

任意整理後の月々の返済額はある程度自分で決めることができますが、それによって任意整理可能かどうかも決まります。任意整理は最大でも5年間の60回払いで収めなければならないので、毎月1万円返せる人ならば任意整理可能な借金の額は60万円、2万円返せる人なら120万円までとなります。

無理に任意整理をしようとして毎月の返済額を上げてしまうと、将来的に返済が苦しくなって生活が破綻してしまうかもしれません。そのときもう一度任意整理をしようとしても債権者が応じてくれない可能性が高いので、必ず現実的に毎月支払える額を弁護士に伝えてください。

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