キャッシングとカードローンの違いって分かりますか?

★ お気に入りに追加

「お困りなら30分審査!○○のキャッシング」「安心の○○銀行カードローン」など、最近ではテレビCMでも貸金業者の宣伝をよく見かけるようになりました。
ただ、「キャッシング」という言葉と「カードローン」という言葉が微妙に使い分けられていることにお気づきの方はいらっしゃるでしょうか。

結論から言うと、現在はキャッシングとカードローンはそれほど区別されて使われている言葉ではありません(どちらも同じような意味です)。
しかし、貸し付け条件などを詳しく見ていくと、この2つは微妙に異なる点もあります。

この記事では、キャッシングとカードローンについてを詳しく解説していきます。

1.キャッシングとカードローンの違い

「キャッシング」と「カードローン」は、従来は次のように使い分けがされていました。

  • キャッシング:翌月一括返済(主にクレジットカード会社が提供している商品)
  • カードローン:分割返済が基本(主に銀行が個人向けに提供している商品)

しかし、現在ではどの会社も、返済条件によらず「カードローン」という言葉を好んで使うようになっています。
平成22年前後に社会問題となった「多重債務者」の問題で、「キャッシング」という言葉がよく使われたため、「キャッシング=お金の借りすぎで生活が破綻してしまう」という文脈で論じられることが多く、言葉のイメージが悪くなりました。

消費者に広くサービスを利用してほしい貸金業者(銀行や消費者金融、クレジットカード会社など)としては、比較的イメージの良い言葉である「カードローン」という言葉を好むようになっているというわけです。

2.キャッシングとカードローンの条件

実際に利用する際には、キャッシングとカードローンは同じものとして考えておいて特に問題ありません。
いずれも「個人消費者向けの無担保融資」のことで、次の3つの特徴に該当するものであればカードローンと考えるのが一般的です。

  • 個人消費者を利用者として想定していること
  • 借りたお金の利用目的を制限していないこと
  • 保証人などの担保が必要ないこと

2-1.個人消費者を利用者として想定していること

キャッシングやカードローンは、利用者として「企業ではない個人」を想定しています。
事業を営んでいる個人事業主の方や、小規模な法人企業者が利用者の場合は「ビジネスローン」といったような言い方をすることが多いです。

さらにいうと、キャッシングやカードローンを利用することができるのは「勤め人(サラリーマン)」である個人消費者です。
キャッシングやカードローンを利用するためには、一定期間以上は企業に所属して収入を得ていることが絶対条件になります(例外は配偶者の収入で生活している主婦や主夫の人のみ)。

なお、アルバイトや派遣社員として働いている人であっても、毎月決まった金額を一定期間以上収入として得ている人であれば、正社員として働いている人と同様にキャッシングやカードローンを使うことができます。

2-2.借りたお金の利用目的を制限していないこと

キャッシングやカードローンは、お金を借りるための審査時に「借りたお金を何に使うのか」を問われないという特徴ががあります。

企業などが金融機関からお金を借りるときには、必ず借りたお金の使用用途を問われ、返済計画を具体的に示すことが求められます。

通常、一般の個人消費者が金融機関にお金を借りるのは「生活全般につかうため」とかなりざっくりとした目的であることが多いため、キャッシングやカードローンでは審査時にはこの点はあまり問題視されないのです。

しかし、このように「借りたお金を何に使うは自由で、簡単にお金を借りられてしまうこと」が、多重債務に陥る人が増加する原因になっている側面もあります。

2-3.保証人などの担保が必要ないこと

キャッシングやカードローンでは、保証人や所有物に抵当権を設定するなどの「担保」が必要ありません(無担保融資が基本です)。

通常、個人消費者が生活のために金融機関からお金を借りる、というのは、あまり他人や親族に知られたいことではありません。
この点、金融機関がキャッシングやカードローンでは「無担保でOK」としているのは、利用者のニーズをうまくついているといえます。

しかし、一方で、誰にも相談せずに借りたお金である分、返済に困ったときにも誰にも相談できない、という状況になってしまうケースが多くなっているのも実際のところです。

なお、銀行から借りる場合には保証会社の審査を通す必要がありますが、申し込み後に自動的に保証会社への審査に移行するため、「自分で保証人を探してサインをもらってくる」というようなことは必要ないのが普通です(法律上は担保がついている形になっているが、利用者の感覚としては実質無担保)。

3.キャッシングとカードローンの比較

最初に、「キャッシングとカードローンは基本的に同じもの」という説明をさせていただきましたが、貸し付け条件などを詳しく見ていくと、この2つは微妙に異なる点があります。

具体的には、以下の5つの項目についてキャッシングとカードローンは比較できます。

  • 借り方
  • 返済方法
  • 審査
  • 利息
  • 返済方式

借り方

実際にお金を手元に引き出すときの形については、キャッシングとカードローンで大きな差はありません。
どちらも貸付の審査通過後に発行されるカードを利用して、無人貸付機や提携しているATMで限度額までお金を引き出すことができます。

また、審査を受けたその日のうちにお金を利用したいような場合には、指定した銀行口座にお金を振り込んでもらうというようなサービスも、標準的なものになっています。

返済方法

返済方法についても同様です。キャッシング、カードローンともに提携ATMにお金を入れることで返済をすることができます。

審査を受けた後に指定される返済用の銀行口座に振り込みをするという形でも返済が可能です。

返済方式

キャッシングとカードローンは、返済方式で微妙な違いがあります。
大まかにいうと、キャッシングの場合は原則として翌月1回払いですが、カードローンは毎月定額の分割返済が基本になります。

ただし、キャッシングの場合にも、利用の後から分割払い(リボ払い)への変更を行うことができますし、カードローンも、毎月の分割返済額にかかわらず一括で返済してしまうということを自由にできます。

以下、やや細かい部分になりますが、キャッシングとカードローンの支払い方式の違いについて解説します。

・キャッシングの返済方式

1回払いかリボ払いを選択することができます。利用時には1回払いを選択したけれど、後からリボ払いに変更するということも認められます(インターネット上の手続きで変更を行えます)。

ただし、1回払いの方が当然ながら利用者が負担する金利は小さくなります

関連記事
知らない間にリボ払い!?クレジットカードで借金をしていたら
自分では設定した記憶がないのに、いつの間にかすべての支払いが「リボ払い」になっており、支払いがなかなか減らなくて困っ…
・カードローンの返済方式

カードローンは、分割返済が原則となります。返済期間に応じて日割り計算で利息を負担することになりますから、こちらについても計算方法にいくつか種類があります。

主な銀行系カードローンは残高スライド定額返済方式という計算方式を採用していますが、一部銀行では異なった計算方法を採用していることもあります。

審査

金融機関からお金を借りるためには、必ず審査を受けなくてはなりません。
この審査については、キャッシングとカードローンとで微妙に扱いが異なっています(ただし、下で説明するように、両者の違いはほとんどなくなってきています)。

・カードローンの審査

もともと銀行による無担保貸し付けの意味があったカードローンでは、キャッシングよりも審査が厳しいイメージがあります。

また、従来は銀行のカードローンを利用するためにはその銀行の普通預金口座の開設が必須になっていたことから、審査に数日~数週間程度はかかっていました。そのため「急ぎの時はキャッシング、時間があるときにはカードローン」という風に考えている方も多いのですが、最近では銀行と消費者金融などの間で審査スピードの差は縮まってきています

例えば、代表的な銀行カードローンである三菱東京UFJ銀行の「バンクイック」や、三井住友銀行の「三井住友銀行カードローン」では、いずれも「即日審査、即日融資」が基本サービスになっています。

・キャッシングの審査

もともと消費者金融やクレジットカード会社がメインで展開していたキャッシングでは、「銀行よりも審査が早い」ということを売りにしてきました。
また、審査についても年収などの条件で銀行よりも審査が通りやすいといわれることもあります。

審査スピードについては、消費者金融の場合はどこも即日審査、即日融資が基本です。
クレジットカード会社であればカード発行時にキャッシング機能を付与しておけば、いつでもキャッシングの利用を開始できるようになっています。そのため、今すぐに借りたいというニーズのある個人消費者の利用を増やしてきたという側面がありました。

しかし、最近では大手銀行も即日審査、即日融資のサービスを展開しているところが増えていますから、この点での差別化は難しくなってきているというのが現実です。

【総量規制について】
審査条件について、必ずしも消費者金融の方が銀行よりも甘いというわけではありません。両者の大きな違いとしては「総量規制(年収の3分の1以上のお金を貸してはいけないというルール)」の適用があるかないかの違いがあります。
総量規制は消費者金融やクレジットカード会社での借入には適用されますが、銀行による貸付には適用されないとされています。
しかし、2017年11月以降は銀行も自主的に総量規制のルールを適用するようになっており、個人消費者が実際に審査を申し込んだときに消費者金融と銀行カードローンで審査のされ方が違うという場面も少なくなってきています。
実質を見ると、お金を借りるのが消費者金融であっても、銀行であっても「年収に応じた利用が必要」という事は共通していますから、今後もこの流れ(銀行と消費者金融で審査条件が近づいていくこと)は加速していくものと思われます。

総量規制については「借金は年収の3分の1まで!総量規制とその落とし穴」で詳しく解説しています。

利息

利息については、カードローンよりもキャッシングの方が金利が高いというイメージがあります。

しかし、実際には必ずしも常に「キャッシングの金利>カードローンの金利」となるわけではなく、利用条件によってはキャッシングの方が利息負担が小さくなることもあります。
銀行カードローンの方が利息が安そうだからこっちにしよう…というような安易な判断の仕方をするのではなく、実際にあなたの貸し付け条件で適用される利息をもとに毎月の返済額を具体的に把握し、比較をすることが大切です。

従来は、「キャッシングでは無利息の期間があるから、ごく短期間に返済できるなら消費者金融を選んだほうがいい」ということもいわれてきましたが、現在は銀行系カードローンでも無利息サービスを提供しているところが多くあります(三井住友グループのプロミスや新生銀行レイク、三菱東京UFJグループのアコムなど)。
ここでもキャッシングとカードローンの違いは小さくなってきているといえます。

※貸付利率がいくらになるかは審査によって決まりますから、同じ貸金業者に申し込みをしたとしても、人によって利息は違います。

4.借入額が増えてお悩みの方は債務整理をご検討ください

今回は、キャッシングとカードローンの違いについて説明しました。
本文にもある通り、融資審査や利息の負担、支払いの方法などについては、キャッシングとカードローンで微妙な差がありますが、両者の違いはどんどん小さくなってきているというのが実際のところです。

いずれも収入の範囲内での計画的な利用が大前提になりますから、借りすぎにはくれぐれも注意しましょう。

また、すでに借入額が大きくなりすぎているという方は、法律的な手続きによって借金の負担を軽減してもらう「債務整理」についても検討してみてください。債務整理は専門的な手続きになるため、弁護士や司法書士といった法律の専門家に相談するのが一般的です。

関連記事
苦しい借金返済にお悩みの方へ~債務整理という選択肢~
パチンコなどのギャンブル依存症による借金、生活をしていくための借金、家族から肩代わりした借金など、借金をしてしまう原…

債務整理に強い弁護士が無料相談いたします

借金返済ができず、滞納・督促でお困りの方は、債務整理に強い弁護士にご相談ください。自己破産、個人再生、任意整理、過払い金請求、法人破産などで、借金問題を解決できる可能性があります。

弁護士に相談することで、以下のような問題の解決が望めます。

  1. 毎月の借金の返済が苦しい/借金が一向に減らない
  2. 債務整理したいが自宅だけは手放したくない
  3. 連日の督促・取り立てで精神的につらい
  4. 会社が倒産したので破産処理をしたい

債務整理に強い弁護士に相談・依頼することで、厳しい督促が止まり、難しい手続きもサポートしてもらえます。

1人で悩まず、今すぐ債務整理に強い弁護士にご相談ください。

都道府県から債務整理に強い弁護士を探す

Cafeおすすめ! 【全国対応】債務整理に強い弁護士
弁護士法人イストワール法律事務所
弁護士法人イストワール法律事務所
弁護士法人イストワール法律事務所 弁護士法人イストワール法律事務所

お客様の借金の状況を細かくお伺いした上で、最適な債務整理方法をご提案いたします。

お客様の借金の状況を細かくお伺いした上で、最適な債務整理方法をご提案いたします。

借金に関する悩み事は、家族にすら話しにくくて一人で抱え込んでおられる方もいるかと思います。そんな方の借金問題を最適な方法で解決して、人生を再出発できるようしっかりとサポートいたします。
お電話でのお問い合わせはこちら
050-5267-6263
[電話受付]毎日 9:00~21:00
電話で相談する 弁護士詳細情報はこちら 弁護士詳細情報はこちら
この記事が役に立ったらシェアしてください!