静岡県は、日本列島のほぼ真ん中に近い太平洋側に位置しており、愛知県、岐阜県、三重県と同じ東海地方に属する都道府県です。
人口は約3,666,457人で(2018年3月1日現在)、全国で10番目に人口の多い都道府県です。
静岡県といえば、地元の方からすると真っ先に思い浮かぶのが富士山ですが、それ以外にも浜名湖のうなぎやうなぎパイ、緑茶、みかん、富士宮焼きそばなども有名です。
観光スポットとしては、御殿場のアウトレットや富士サファリパーク、さらには清水の次郎長なども全国的に知られています。 また、伊豆や熱海、伊東などの温泉地もあり、家族で楽しめる観光地域であるとも言えるでしょう。
そんな静岡県ですが借金問題や貯蓄残高についてはどのような特徴があるのでしょうか。
静岡県の世帯数ランキングとその内訳
静岡県の世帯数は、全国第10位と、人口の多さのランキングと同じで、全国的に見ても比較的世帯数が多い地域であると言えるでしょう。
しかし、持ち家率は全国第22位と世帯数順位に比べるとそんなに多くはないようで、賃貸物件に暮らしている世帯もそれなりにいるようです。
静岡県で特徴的なのは世帯別の年間収入で、全国第5位と比較的年収が高い世帯が多いようです。
静岡県の1世帯あたりの負債現在高
次に、静岡県の1世帯あたりのマイナスの資産である負債がどうなっているのか見ていきたいと思います。
年収が多く、貯蓄もしっかりしている静岡県民は予想通り負債についてもあまり多くはないようです。
まず住宅ローンなど住宅や土地に関係する負債残高については全国第28位、それ以外の負債(マイカーローンや教育ローンなど)についても全国第28位とそこまで多くはなく、収支がある程度安定しているような印象を受けます。
ただ安心ばかりはしていられません。なぜなら静岡県には魅力的な公営ギャンブルスポットが複数箇所点在しているため、つい夢中になって借金を作ってしまわないよう気をつける必要があります。
また、これら以外にもパチンコやスロットなどの人気店も多く、ついはまってしまうと借金の原因になってしまうかもしれませんのでやりすぎには注意が必要です。
ギャンブル癖が原因で借金を作ってしまうと、自分だけではなく家族にも多大な迷惑が掛かってしまいます。
また、ギャンブルが原因の借金については、自己破産によって免責が受けられないことがあります。収入が比較的安定していて貯蓄癖もある県民性から考えると、そこまで心配する必要はないかもしれませんが、用心することに越したことはないでしょう。
静岡県の1世帯あたりの貯蓄残高について
静岡県は普通預金の貯蓄残高については、全国第20位と年収に比べるとそこまで高くない印象ですが、その内訳を見ていくと普通預金の残高が全国第5位と年収ランキングと同じく高いことがわかります。
一方で生命保険や有価証券などにおける貯蓄残高は高くないため、静岡県の方は稼いだ現金を株式などで運用するのではなく、そのまま銀行に貯め込んでいく傾向があるようです。 ですから本当は稼いだお金を運用に回していけば、静岡県の方はもっと資産を増やせるのかもしれません。
ただ、稼いだお金を大切に蓄えているということは、非常に堅実的であり、投資に失敗して借金を背負うような可能性は低いということでもあるでしょう。