福井県で自己破産に対応している弁護士・司法書士

福井県は北陸地方の西部にある県です。県庁所在地は福井市で、9市7郡8町で構成されます。

人口は774,407人で全国43位、面積は4,190.51平方キロメートルで全国34位、人口密度は185人/平方キロメートルで全国31位です。

まれに福岡県や福島県と間違えられる福井県ですが、全国的に有名なのは原子力発電所ではないでしょうか？若狭湾は原子力発電所が多いことでよく知られています。高速増殖炉もんじゅは廃炉が決まっていますが、県内には15の原子力発電所があります。

もう1つ有名なものといえば眼鏡です。日本国内で生産される眼鏡フレームの90%は福井県で生産されています。

食の面では越前ガニが有名で、日本海の冬の味覚としてよく知られています。米の代表的な品種であるコシヒカリは元々福井県で研究開発されたものです。「コシヒカリといえば新潟」というイメージがありますが、新潟県での栽培に適していたため広まったという経緯があります。後に福井県が新潟県に命名を依頼し、新潟県が越前と越後の「越」をとってコシヒカリと命名しました。

観光面では東尋坊が有名ですが、自殺の名所としての側面も持っています。地元の自治体などが自殺対策に力を入れています。福井県では恐竜の化石が非常に多く発掘されるため、これを観光資源とした施設もあります。福井県勝山市は全域が「恐竜渓谷ふくい勝山ジオパーク」に指定されており、福井県立恐竜博物館は日本最大級の恐竜博物館であり、世界三大博物館の1つに数えられています。

北陸新幹線の開業時に新幹線が未開通だったり、定期便のない福井空港があったりと、交通面では何かと不遇な福井県ですが、県民の借金関係の問題はどのようになっているのでしょうか？

福井県の世帯数ランキングとその内訳

福井県の世帯数は2017年の国勢調査の結果、278,990世帯でした。全国5番目に人口が少ない福井県ですが、世帯数は下から3番目の少なさです。1世帯あたりの人数が比較的多いため、このような状況が生まれています。

福井県の持ち家率は76.53%で、全国4位という高い順位になっています。全国平均の61.98%を圧倒的に上回る水準です。

参考までに賃貸物件の空室率は44.46%であり、全国第1位です。福井県では賃貸物件の需要が非常に薄いことがわかります。

福井県の新規住宅着工件数は少ないものの、再建率（住宅の全部または一部を除去して同じ土地に住宅を作る率）が12.09%で全国11位となっています。

空き家率は13.50%と全国平均に近い数値ですが、年々減り続ける人口のことを考えると、空き家となる家は少ない方かもしれません。

以上のことから、持ち家に対する福井県民の意識はかなり高いようです。

福井県の1世帯あたりの負債現在高

福井県民の負債状況はどのような状態なのでしょうか？

福井県民1世帯あたりの負債額は平均323万円で、全国で最も少ない額となっています。ちなみに全国平均は497万円です。

福井県内の1世帯あたりの負債額に占める住宅ローンの割合は、全国21位の88.9%となっています。全国の平均値は89.6%なので、全国に比べると住宅ローン以外の借金の割合が多い県であることがわかります。福井県民は自動車の保有割合が高いので、自動車ローンを抱えている人が多いのですが、共働き率が山形県に次ぐ全国2位です。

福井県の平均年収は全国27位の4,363,700円ですが、共働き世帯は夫婦で働く分、ある程度の世帯収入があることが多いため、借金を早めに返済できるのかもしれません。

ちなみに負債額を貯蓄額で割った世帯負債比率は、全国46位の19.2%です。負債が貯蓄の2割に満たないという結果が出ており、借金で悩んでいる人はかなり少ないという推測が成り立ちます。

福井県の1世帯あたりの貯蓄残高について

福井県1世帯の平均貯蓄額は1,683万円で、全国21位です。全国平均である1,764万円より80万円程度少ない貯蓄額ですが、全国平均にかなり近い状態といって差し支えないでしょう。

ちなみに、貯蓄額に占める有価証券の比率は8.7%で、全国43位となっており、全国平均の13.8%からかけ離れた状態となっています。福井県民は有価証券の保有にあまり関心がないようです。

全国統計から見る福井県の自己破産の件数

平成29年度の司法統計には、全国または地方の裁判所に新規で申立があった破産・小規模個人再生・給与所得者等再生が公表されています。これによると、全国では以下の件数の申立があったようです。

福井県ではどの申立件数も全国に占める割合も大変少ない状態です。少なくとも裁判所を利用した債務整理はあまり利用されていない実態が見てとれます。

福井県の借金問題の無料相談先

福井県は借金を相談できる窓口として、「福井県消費生活センター」を用意しています。土日も相談に応じてくれるので、問い合わせてみるとなんらかの解決策をおしえてくれるかもしれません。

福井県消費生活センター

福井市手寄1丁目4-1AOSSA　7階
0776-22-1102

福井県嶺南消費生活センター

小浜市小浜白鬚112　つばき回廊業務棟3階
0770-52-7830

市町村単位でも同じような窓口を用意していることがあるので、詳しくは居住している自治体のホームページを参照するか、役所の総合窓口まで問い合わせてください。

また、収入が少ない人は法テラスに連絡するのがおすすめです。一定以下の収入の人は無料で相談ができますし、ほかにも経済的負担を軽減するためのサポートが充実しています。

法テラス福井

福井市宝永4-3-1　旧三井生命福井ビル2F
050-3383-5475

さらに、福井県弁護士会と福井県司法書士会でも無料で借金問題に関する法律相談を受け付けています。こちらは面談による相談なので、以下の番号に電話して予約してください。

福井県弁護士会

福井市宝永4-3-1　サクラＮビル　7階
0776-23-5255

福井県司法書士会

福井市大手3-15-12　フェニックスビル5F
0776-30-0771

上記以外に、各弁護士の事務所でも無料相談が可能な場合があります。インターネットで検索すれば無料相談に対応している事務所かどうかわかるので、ぜひ探してみてください。

福井県の債務整理に強い弁護士の特徴

債務整理に強い弁護士の特徴は、言うまでもなく債務整理の案件をたくさんこなした実績があるということです。

福井県は裁判所を利用した債務整理の件数が少ないので、自己破産や個人再生の場合は特に実績のある弁護士を選んだ方がいいでしょう。

任意整理の場合は債権者との交渉が必要なので、柔軟な対応と判断をしてくれる弁護士がおすすめです。

弁護士の実績は、その弁護士のホームページに書いてあることが多いですし、実際に相談に行って尋ねてみても教えてくれます。債務整理に強い弁護士をまとめて紹介しているサイトもあるので、そういったページを読んでみるのもいいアイデアです。