愛媛県の債務整理に強い弁護士・司法書士を掲載
愛媛県は、四国の北西部に位置しており、人口は約1,354,750人で(2018年4月現在)、全国で28番目に人口の多い都道府県です。東は香川県と徳島県、南は高知県と接しています。
瀬戸内海に面した愛媛県は、雨量が少なく温暖な気候をしており、それを活かした果物の栽培が盛んです。 その中でも、みかんやいよかんは特に有名ですね。
また、今治市はタオルの生産が盛んで、その品質は最高級とも言われており大変人気が高いです。 松山城、道後温泉、今治城、瀬戸内しまなみ海道、愛媛県立とべ動物園、四国カルストなど観光スポットも多く、毎年大勢の観光客が訪れ活気に溢れています。
今回はそんな愛媛県の借金問題の特徴や貯蓄の傾向について見ていきたいと思います。
愛媛の借金問題を解決するには
愛媛県で借金をしてしまい、どうしても返済の当てが無い時、最もやってはいけないことが、他の金融会社から新たな借入をして返済することです。 これを繰り返していると、借金は膨れ上がり、あっという間に多重債務に陥ってしまいます。 万が一そうなってしまった場合でも、解決の糸口は必ずあるので、そのための主な3つの方法を知ることから始めましょう。
まず1つ目は「任意整理」という方法で、借金の額が少ない人に適していると言われています。 任意整理は、債権者と話し合い、交渉することで借金の減額を試みる方法で、最も簡単に行うことが出来ます。 しかし、必ずしも減額交渉が成立するとは限らず、交渉に応じてくれないことも多々あります。
2つ目は「個人再生」という方法で、マイホームを所有している人に適しています。 なぜなら、個人再生の大きな特徴の一つが、住宅ローン以外の債務の減額が出来るということ、つまり、マイホームを手放す必要がないからです。
また、ギャンブルや浪費による借金でも利用出来るのも個人再生の特徴です。 このように、いいことだらけの制度に思えますが、その手続きは大変複雑で1人で行うのは到底困難であり、また、借金の総額が5000万円を越えないことや、今後も継続した収入が見込めることなどの厳しい条件があるのがデメリットでしょう。
3つ目は「自己破産」という有名な方法で、借金が全てなくなるので、多額の債務を抱えている人が考えるべき手段です。 自己破産は、簡単に言えば、財産を失う代わりに、借金もゼロになる制度です。 マイホームやマイカーをはじめ、一定額以上の財産は全て手放さなくてはなりません。
また、裁判所に破産申し立てをし、破産者となり、免責を受けるという複雑で面倒な手順を踏まなければなりません。 失うものは大きいですが、借金の悩みから解放されて、新しい人生のスタートを切れるというのは大変大きなメリットなのではないでしょうか。
以上、債務整理の主な3つの方法を紹介しましたが、どの方法が自分に適しているのかは、マイホームの有無や借金の額だけで推し量れる問題ではないため、愛媛県に対応している、債務整理に強い弁護士や司法書士などの専門家に依頼し、アドバイスを受けるのが望ましいでしょう。
専門家であれば、交渉も有利に進められますし、煩雑な手続きも代わりに行ってくれるため、借金問題の早期解決が期待出来ます。 愛媛県では、以下のような場所で借金や債務整理に関する無料相談を行っているので、借金でお悩みの方はまずはお早めに相談だけでもしてみることをお勧めします。
県民環境部消費生活センター
松山市山越町450
089-926-2603
松山市市民相談課 消費生活センター
松山市二番町四丁目7-2 本館1階
089-948-6382
西条市市民生活課
西条市明屋敷164番地 西条市庁舎新館1階
0897-52-1243
法テラス愛媛
松山市一番町4-1-11 共栄興産一番町ビル4F
050-3383-5580
愛媛県の世帯数ランキングとその内訳
愛媛県の世帯数は、全国第26位と、人口の多さのランキングである28位を僅かに上回っているもののほぼ同等であり、人口の多さと世帯数の多さとが比例している都道府県であると言えるでしょう。
また、持ち家率ランキングは、全国第27位と、平均より低い方の順位であり、マイホームを持つのは簡単ではない都道府県であると言って良いのではないでしょうか。 その大きな理由の一つとして、愛媛県の年間収入ランキングが全国第39位と、非常に低い水準であることが考えられます。
年間収入が多くなければ、マイホーム資金へと回す余裕がないことはあきらかです。 また、近年、特に若者の間でマイホーム志向の低下が著しく、賃貸でも十分と考える人々が増えていることも持ち家率が高くない原因でしょう。
しかし、東京、大阪、愛知などの大都市圏を除き、年間収入と持ち家率の順位にそこまで差があることはありませんが、愛媛県では、年間収入ランキングと持ち家率ランキングの差が10位以上も離れています。 このことも考慮すると、年間収入の水準の割には、愛媛県の持ち家率は高いという見方も出来るのではないでしょうか。
愛媛県の1世帯あたりの負債現在高
次に、愛媛県の1世帯あたりの負債現在高、つまり借金がどのくらいあるのかについて見ていきましょう。
愛媛県の1世帯あたりの負債現在高は、全国第32位と下位の方であり、負債の少ない都道府県であると言えます。 1世帯あたりの住宅・土地のための負債は、全国第33位と少なく、この結果は愛媛県の持ち家率がそれほど高くなく、マイホームのための負担が少ない家庭が多いためと推測出来ます。
また、1世帯あたりの月払い・年払いの負債も、全国第37位と非常に低いです。 月払い・年払いの負債としては、自動車保険の支払い、新聞の購読料、習い事の月謝等が考えられますが、愛媛県は車社会であるため、自動車保険への加入は欠かせないものであり、その支払いが大部分を占めているものと思われます。 そして負債の少ない愛媛県ですが、残念ながら、1世帯あたりの住宅・土地以外の負債が全国第7位と突出して高い順位となっています。
住宅・土地以外の負債としては、マイカーローン、カードローン、キャッシングなどが考えられますが、前述のように、愛媛県は車社会であるため、マイカーローンがこの項目の主な支出でしょう。 しかし、それだけで住宅・土地以外の負債が全国第7位という順位になってしまっているとは考えにくいです。 なぜなら、愛媛県では、パチンコやスロットにハマってしまい、消費者金融から借金をしてしまう人が年々増加し、問題となっているからです。
パチンコやパチスロでの支出も、見過ごしてはならない住宅・土地以外の支出の一部なのではないでしょうか。
パチンコは、何円まで、と決めて少額で楽しむぶんには良い気分転換にもなりますが、パチンコ店の騒音や熱気は興奮を煽り、つい決めた金額以上のお金を注ぎ込んでしまうものです。 次こそは大当たりするかもしれないと打ち続け、気がついたら1日で1ヶ月の生活費を使い込んでしまい、仕方なく消費者金融から借金をし、返済が滞っていくというパターンも多いようです。
また、愛媛県には松山競輪場があり、パチンコ以外のギャンブルも身近に存在しています。 1回のレースで大金を掛けることが出来る、つまり1回で大金を失ってしまう可能性がある公営競技を楽しむ際は、十分に注意しましょう。
愛媛県の1世帯あたりの貯蓄残高について
続いて愛媛県の1世帯あたりの貯蓄残高について見ていきましょう。 愛媛県の現在残高は、全国第38位と下位の方であり、貯蓄にはあまり力を入れていない都道府県であると言えるかもしれません。 では、貯蓄内容の内訳はどのようになっているのでしょうか。
自由に出し入れできる預金である通貨性預貯金の額は全国第44位と非常に低い順位であり、毎月決まった額のお金を積み立てていく定期性預貯金の額も全国第31位と決して高くありません。
有価証券の保有率も全国第43位と投資にも消極的です。 やはり、1世帯あたりの年間収入額が多くないことが、これらの順位に繋がっていると考えられます。
収入の多さと、貯蓄の多さは比例するものです。 しかし、愛媛県は貯蓄は多くはありませんが、負債も少ない都道府県なのです。 このことから、愛媛県民は貯蓄が苦手であるとは一概には言えず、貯蓄や投資よりも、負債のない生活を送ることに重きを置いた、堅実な県民性を持っているとも考えることが出来るかもしれませんね。