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愛知県の世帯数ランキングとその内訳
愛知県の世帯数は、人口の多さと比例しており、全国第4位という順位です。しかし、持ち家率ランキングは全国第38位と非常に低くなっています。
1世帯あたりの年間収入ランキングの順位は11位で、惜しくもベスト10入りは逃したものの、十分に上位の方であり、収入が低くてマイホームが持てないという理由では無いと推測出来ます。それでは、なぜ愛知県の持ち家率は低いのでしょうか？
その理由の一つに、地価が高いということが挙げられるでしょう。東京都しかり、神奈川県しかり、人口の多い都道府県は総じて地価が高く、愛知県も例外ではありません。2017年の国土交通省の発表によると、愛知県の地価は全国第5位と非常に高いです。
そのうえ、平成29年の愛知県の地価調査のデータによると、五年連続で上昇しています。そのため、愛知県は年収の割には持ち家率が低いのかもしれません。また、近年、特に若者の間でマイホームに関する意識が変化しており、持ち家を持つことにあまり積極的ではなく、賃貸でも十分と考えている人が増えていることも理由の一つではないでしょうか。
愛知県の1世帯あたりの負債現在高
次に愛知県の1世帯あたりの負債現在高、つまり借金がどれくらいあるのかについて見ていきましょう。愛知県の1世帯あたりの負債現在高は、全国第8位で、ほかの都道府県と比べて負債の多い地域と言えるでしょう。
特に、住宅・土地以外の負債が全国第3位と非常に多いのが特徴的です。住宅・土地以外の負債として考えられるのは、マイカーローンやカードローンやキャッシングなどです。愛知県といえば、世界有数の自動車メーカーであるトヨタ自動車の本社がある県です。
そのため、愛知県ではマイカーを所有している世帯が多く、自動車ローンの負債が多いのではないかと予想出来ます。また、見逃せないのがギャンブルによる負債です。愛知県では、最近、パチンコやパチスロにハマってしまい、キャッシングをしてまでその資金を得ている人が増えているといいます。
そして、パチンコやパチスロだけにとどまらず、競馬などのギャンブルに手を出してしまう人もいるといいます。もちろん、パチスロも競馬も、趣味の範囲で少額のお金を賭けて楽しむ程度なら、気分転換やストレス発散にもなりますし、何の問題もありません。
しかし、ギャンブルというのはそのような甘いものではないのです。少ないお金で楽しんでいたつもりが、大当たりして数千円が数万円へと化けることもあり、また大当たりするかもしれない、という気持ちが芽生え、どんどん深みに嵌って借金をするようになっていくのです。
愛知県には、中京競馬場や名古屋競馬場があり、ごく身近に競馬を楽しめる環境があります。ギャンブルでの負債には十分注意したいものです。また、地価が高いという理由から、1世帯あたりの住宅・土地のための負債も多く、こちらも全国第9位と上位に入ってしまっています。
この二つの負債をどのように減らしていくかが愛知県の課題となるでしょう。
一方、年払い・月払いの負債は29位とそれほど高くありません。年払い・月払いの負債として考えられるのは、新聞の購読料などですが、愛知県は中部地方の中心地であり、世間の流行や情報を得るのが容易であるため、新聞をわざわざ購読する必要がなく、インターネットからニュースを閲覧する若い世代も多いためと考えられるでしょう。
愛知県の1世帯あたりの貯蓄残高について
続いて愛知県の1世帯あたりの貯蓄残高について見ていきましょう。愛知県の現在残高は、全国第8位と上位の方であり、貯蓄に積極的である県民性が伺えます。では、貯蓄内容の内訳はどのようになっているのでしょうか。
愛知県では、通貨性預貯金、定期性預貯金、生命保険等、有価証券、年金型貯蓄、これらのほとんどが全国的に上位という結果です。特に、1世帯あたりの年金型貯蓄は全国第1位という順位になっています。
生命保険などの貯蓄の順位も第9位と、上位の方です。このことから、愛知県民は、長期的な貯蓄が得意であり、老後の生活をしっかりと見据えていて、堅実な考え方を持った県民性と考えられるでしょう。
また、株や債権などの有価証券の保有率も全国第6位と、1桁代の順位です。愛知県は、日本有数の大都市であるため、いわゆる富裕層に該当する人達の数も多く、そういったお金に余裕があるトレーダーや投資家の存在が、有価証券の保有率の多さに結びついているのではないかと推測できます。
借金問題を解決するには
借金が膨らんでしまい、首が回らなくなってしまった時に真っ先に思い浮かべるのは「自己破産」という言葉ではないでしょうか？自己破産は、最も知名度が高い債務整理の方法です。しかし、債務整理には、自己破産以外にも、任意整理、個人再生と、全部で3つの方法があるのです。
まず、自己破産は、裁判所に破産を申し立てて借金を免除してもらう制度です。借金は全くなくなりますが、車や家なども手放す必要があります。個人再生は、マイホームを手放すことなく、それ以外の借金の大幅な減額がのぞめる制度で、借金の理由はたとえギャンブルであっても構いません。
任意整理は、債権者との話し合いをもって、借金を減額する交渉のことで、他の2つの方法に比べて手続きが簡単であるというメリットがあります。自己破産は、メリットもデメリットも非常に大きく、自己破産を選ばなくても、個人再生や任意整理ですむ可能性もあるので、専門家である弁護士や司法書士に相談し、アドバイスしてもらうのが望ましいです。
愛知県では、以下の場所で借金や債務整理に関する無料相談を行っているので、借金でお悩みの方はまずは相談だけでもしてみることをお勧めします。
愛知県消費生活総合センター
名古屋市中区三の丸2-3-2 愛知県自治センター1階
052-962-0999
西三河消費生活相談室
岡崎市明大寺本町1-4 西三河総合庁舎1階
0564-27-0999